カシミヤニットの選び方、何を確認すればよいか
カシミヤニットは価格の幅が大きく、何を基準に選べばよいか迷う方が多い素材です。「カシミヤ100%」と書いてあっても、品質は大きく異なります。ここでは、当店が仕入れの際に実際に確認している点をもとに、選び方の基準をお伝えします。
プライ数とは何か
プライ数は、糸を何本撚り合わせているかを示します。1プライは1本の糸、2プライは2本を撚り合わせた糸です。2プライの方が強度があり、毛玉ができにくく、長く着られます。
薄くて軽いカシミヤを好む方には1プライが向いていますが、日常的に着るなら2プライの方が実用的です。当店で扱っているカシミヤニットはモンゴル産の2プライを使用しており、軽さと耐久性のバランスを重視しています。
ゲージの違いと着心地
ゲージは1インチあたりの編み目の数を指します。数字が大きいほど細かく編まれており、薄くなめらかな仕上がりになります。7〜9針ゲージはざっくりとした厚みのある編み地、12〜14針ゲージは薄くドレープのある仕上がりです。
当店のカシミヤニットは12針ゲージで、ジャケットのインナーとしても使えるすっきりとした厚みです。ゲージが細かいほど製造に時間がかかり、価格に反映されます。
産地による品質の違い
カシミヤの原毛はモンゴル、中国内モンゴル、イランなどが主な産地です。モンゴル産は繊維が細く、柔らかさと光沢のバランスが取れているとされています。ただし産地だけで品質が決まるわけではなく、紡績と染色の工程も仕上がりに大きく影響します。
購入時に産地と製造工程を確認できる店で買うことをお勧めします。「カシミヤ100%」の表示だけでは、繊維の細さや紡績の品質はわかりません。
カシミヤニットは、選ぶときの基準が明確になると、価格と品質の関係が見えてきます。店頭では実物を手に取って確認していただけますので、ご来店の際にお気軽にご質問ください。